キウォフハートの投薬期間について

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キウォフハートに限らず、他のフィラリア予防薬も基本的には1ヶ月に1回のペースで薬を投与します。
また、フィラリアは蚊が運んでくる寄生虫なので、投与するのは夏場だけでいいのでは?と考えますが、実際には夏前〜冬まで投与を続ける必要があります。
具体的な投与時期はお住いの地域によっても異なりますが、一般的には5〜12月の8ヶ月間と言われています。
しかし、実際には蚊が活動を開始するのは4月、蚊が収束するのは11月くらいです。どうして投与の時期がズレているのか疑問に感じますよね。
というのも、キウォフハートなどの薬は“予防薬”と言われますが、正確には“駆除薬”だからです。
つまり、キウォフハートは予防ではなく駆除効果がある薬となります。分かりやすく言うと、体内にフィラリアがいる前提で毎月薬を飲んでフィラリアの幼虫を駆除するイメージです。

また、5〜12月の期間だけキウォフハートを投与する場合には、毎年投与を開始する前にフィラリアに感染していないか確かめる検査を動物病院で受ける必要があります。
万が一フィラリアに感染していると重篤な副作用が現れるので、安全に使用するためにも検査は必須です。
ただし、休薬期間なしで通年投与している場合には検査を受ける必要はありません。


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